悪夢でつらいときの一般的な方法です。
1. 目が覚めた直後の対処
- 現実確認:「これは夢だった」と声に出して確認する。
- 安心感を作る:好きな香り(アロマ、ハンドクリーム)やお気に入りの音楽を流す。
- 体を落ち着ける:深呼吸(4秒吸う→6秒吐く)を繰り返すと自律神経が安定します。
2. 再び眠る前にできること
- 明るさを調整:真っ暗が怖ければ常夜灯をつけて寝る。
- イメージリハーサル法:悪夢の続きを「自分が助かる」「安全な結末」に書き換えてから眠る。
- 安心できる習慣:温かい飲み物を一口飲む、柔らかいぬいぐるみを抱くなど。
3. 長期的な工夫
- ストレスや疲れを溜めすぎない:悪夢は心身の疲労で増えやすいです。
- 寝る前の刺激を減らす:ホラーやニュース、スマホの強い光は避ける。
- 薬の影響もチェック:一部の薬は悪夢を起こしやすいので、気になるなら主治医に相談。
4. 医療的サポートを検討すべきとき
- 悪夢が週に何度も出て日常生活に支障がある
- PTSDやうつ、不安症などの症状も強い
→ 心療内科や睡眠外来で相談すると、治療法や必要に応じて薬(例:プラゾシンなど)が検討されます。
悪夢の原因はいくつかあって、多くの場合はいくつかが重なって出てきます。
怖い夢が多くなる主な原因
1. ストレス・不安
- 学校・仕事・人間関係などのストレスが強いと、脳が睡眠中にも処理しきれず悪夢として現れることがあります。
- 不安症やうつ状態のときに悪夢が増えることも。
2. トラウマや過去の体験
- 事故・暴力・災害などの体験後に、似た悪夢を見ることがあります(PTSDの症状の一部)。
3. 睡眠の質の低下
- 寝る前のスマホやゲームで脳が覚醒している
- 寝る環境が悪い(暑い、寒い、騒音)
- 睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害がある
4. 生活習慣
- 寝る直前の飲酒(お酒は眠りを浅くし、悪夢を誘発)
- カフェインの取りすぎ
- 夜更かしや不規則な生活
5. 薬の影響
- 抗うつ薬、降圧薬、パーキンソン病治療薬など、一部の薬は「鮮明な夢・悪夢」を副作用として出すことがあります。
6. 身体の病気や状態
- 発熱時(体調不良で睡眠が浅くなる)
- 精神疾患(うつ病、不安障害、PTSD、統合失調症など)に伴って出る場合もあります。
目安として
- たまに見る → 一時的なストレスや疲れ
- 週に何度も見る、眠るのが怖くなる → 心理的・医学的サポートが必要かも